ひとり足の爪をパチパチ切っているとふわっと嫌なニオイがした事ありませんか?
「足を触っていた手かな!?」と手のニオイを嗅いでも違う。なんだ気のせいか・・・と思っているあなた!
実は雑菌が溜まった爪(爪垢)のニオイかもしれません。特に爪の脇・横に溜まったあの白いやつのニオイはまじで強力です。
実は足のニオイの原因は爪の垢だけではなく様々なところにあります。
今回は「足の爪」にスポットライトを当てて対策方法をご紹介したいと思います。
意外に多い!?足の爪を嗅ぐ人とニオイの原因について

足の爪からなにやら「チーズみたいなニオイがする・・・。」
臭いとわかっていても興味本位というか、怖いもの見たさでついクンクンと嗅いでみた事ありませんか?
しかも、クサイってわかっているのになんどもあの爪のニオイを嗅いでしまう自分ってちょっとおかしいし変態なのか?と思うことも。
そこで一体どれだけの人が足のニオイに関心があり、爪のニオイを嗅いでいるのか気になったので調べてみました。
こちらは足の爪のニオイを嗅ぐ年代別、男女別の割合です。
※このデータはアンケートサイト「Qzoo」が2014年に男女1500人を対象に調査した結果です
・20代 男性 32.0% 女性 28.0%
・30代 男性 26.0% 女性 22.0%
・40代 男性 24.0% 女性 10.7%
・50代 男性 24.7% 女性 10.0%
・60代 男性 9.3% 女性 11.1%
足の爪のニオイが気になる年代と性別のトップは20代男性の32.0%。
次は30代男性・・・と思いきやまさかの20代女性が28%で第2位。
20代女性の約3割が足の爪のニオイを嗅いでいるという調査結果には驚きました。
好意を寄せている女性が爪のニオイを嗅いでいる姿

なんてならないですよね。絶対!こんな爽やかにOKとは言えない、正直、足の爪をクンクン嗅ぐ姿を想像もしたくありませんよね。
中にはニオイをなんとかしたいというより、逆に臭いニオイが癖になってしまっている人もいるのではないでしょうか?
臭いニオイが好きなニオイフェチの方はそっとしておきましょう。
大半はニオイが気になると思いますので、気になる方はまずニオイの元を把握し、爪のケアを徹底しましょう。
実はこの足の爪の臭いの正体は、指と爪の間に詰まった爪垢です。
正確には爪垢から発するイソ吉草酸(イソキッソウサン)というニオイ物質が臭いニオイの発生源です。
ターンオーバーにより剥がれ落ちた古い角質や、靴下の中で蒸れて出た皮脂や汗、靴下の繊維やホコリなどの汚れが爪垢を作ります。
特に親指の爪は横幅が広い為、他の指に比べて雑菌や汚れが溜まりやすいポイントです。
この爪と指の間に詰まった爪垢を除去する事によって指周りのニオイ対策になります。
爪のチェックを習慣化しよう!

あなたは前回いつ爪切りをしましたか?
3日前?1週間前?それとも10日くらい前?「ちょっと覚えてない!」くらいのレベルだとマズイです。
足の爪は伸びにくいとはいえ1ヶ月以上放置している状態ではニオイ危険ゾーン!1ヶ月も放置しているのであれば雑菌や汚れがかなり溜まっています。
足の爪は手の爪のように伸びる速度が遅いことは皆さんも周知の通り。なので爪を切るタイミングを逃してしまうことの他に、足の爪は普段目につかないだけに切ることすら忘れてしまいます。
プチ情報として足の爪は手の爪と比べて伸びるスピードが遅い理由についてですが、人間は物書きをしたり、何かを掴んだり、つまんだりと足の指先より手の指先を多く使用します。
普段生活していく中でこのような動作を多く繰り返すので手の爪は足の爪より伸びるのが早くなります。
一方、足の爪ですが、足は靴下や靴などによって外部からの刺激を受け辛く、手と比較して血液循環が良くないので伸びるのが遅くなります。
手の爪が1日に0.1mm(1ヶ月で3mm)伸びるのに対して、足の爪はそこから2~3倍程伸びるのが遅いのです。
その為、手の爪を切った後、チラッと足に目をやり
「まだそんなに伸びてないかな?足の爪はまた今度でいいや」と後回しにした挙句、足の爪が長く伸びるまで気付かず放置されていた経験ありませんか?
爪が伸びればその分、ニオイの元である雑菌の居住スペースを広げる事になります。
曜日を決めるなどして1週間に1度爪をチェックし、伸びていればしっかり切るようにしましょう。
足の爪を切る最良のタイミングとは

爪を切るタイミングですが、毎日入るお風呂を境界線とします。
「お風呂の前」か「お風呂の後」どちらかです。
よく言われているのはお風呂の後の方が爪は柔らかくなっていて切り易い。
だから爪を切るならお風呂の後がいいように感じます。
確かに爪を切り易くする為、ふやかして柔らかくする点に関してはその通りですが、足のニオイを除去する前提であった場合はどうでしょう。
ワキガの私は「お風呂の前」に爪を切る事をオススメします。
理由は後述、詳しく解説していきますが、お風呂前に爪を切ることで、お風呂で爪垢を一番効率よく掃除できる状態にするためです。
爪を切る際の注意点!足の爪は四角形が理想

足の爪の場合、手の爪のように「円形」に切っていると巻き爪などのトラブルの原因になります。
その為、足の爪はスクエアカットと呼ばれる「四角形」に切る方法で整えましょう。
<スクエアカット>

足の爪は指の先端が水平になるように真っ直ぐに切ります。
手の指の爪のように、輪郭に沿って丸く切ると、歩く時に指に負担が集中し、爪が痛んでしまうからです。
それを防ぐ為、足の爪は指先を目安に水平に真っ直ぐ切ります。水平に切る事により、爪全体が四角形に見えます。
これがスクエアカットと呼ばれる所以です。
爪を水平に切った後、爪の両端が尖っているので、ヤスリで角を丸く整えて完成です。
爪は長過ぎると、雑菌や汚れを溜め込むだけでなく歩いた時に負担がかかり割れる場合もあります。
逆に短過ぎると指の皮膚がめり込み、炎症になる事もあるので適度な長さに整えましょう。
爪ブラシで爪垢を徹底的に除去!
爪を切った後はお風呂に入って足を洗いましょう。
私が先ほど爪切りは「お風呂の前」にとオススメした理由はここにあります。
お風呂の後に爪を切って、またお風呂に行って足を洗って・・・なんてしていると
「あーもう面倒臭い!」
とケアが嫌いになってしまえば本末転倒です。
いずれにせよお風呂で足をキレイにしなくてはならないのでお風呂は後にして先に爪を切りましょう。
お風呂で足を洗う際には保湿性に優れたボディーソープよりも、殺菌作用のある石鹸を使うと足のニオイに効果があります。
関連記事:私の体臭対策に抜群の脱臭効果を発揮している『柿渋石鹸』のレビュー記事
足を脱臭効果の高い石鹸で洗った後は、専用の爪ブラシの出番です。爪ブラシは楽天やAmazonなどで600円程度で簡単に購入可能です。
歯ブラシでも代用はききますが、使い古した歯ブラシはブラシ部分が広がってしまっているのでしっかりブラッシングが出来ない事に加え、一度殺菌処理をしないと返って雑菌を増やしてしまいます。
もし、歯ブラシで爪ブラシの代用をするのであれば、新品の歯ブラシを用意しましょう。
歯ブラシの硬さはゴシゴシとしっかりブラッシングする為「かため」がオススメです。やわらかい物だとすぐに先が広がってダメになってしまいます。
爪ブラシの使い方は簡単です。
足を洗った後に、爪と指にブラシをあて優しく擦りましょう。
ワンポイントアドバイスとして歯磨き粉を爪ブラシ(歯ブラシ)に少し付けて指を洗うと、歯磨き粉の研磨剤が落ちにくい汚れを落としてくれます。
この時、爪と指の間に挟まった石鹸のカスなどもしっかり除去しておきましょう。
使い終わった爪ブラシは水気をしっかりと切り、乾燥させて保管しましょう。
お風呂上りに仕上げとして消毒用のエタノールでさっと足の指先を消毒すると雑菌の繁殖を予防出来ます。
除菌用のウエットティッシュでも代用出来ます。
まとめ
足のニオイに直接関わっていた爪。
たかが爪ですがされど爪です。
普段足の爪を切るだけで終わっていた方は是非この記事を参考にケアしてみて下さい。
しっかり爪と指の間の爪垢を落とす事で、足のニオイは大きく改善されます。
実際に私も手の爪より足の爪は切り辛く面倒ですが、でもそれで足のニオイ対策になるのならとコツコツ切ってはブラシでしっかり爪垢を取っています。
足もスッキリしますしオススメですよ。