鼻の横(小鼻)の部分で油が出やすいですよね。
何気なく触って「やば…油出てるからティッシュで落としとこう…」と思った時、小鼻を触った指が臭うことに気付いたんです。
もうホントにびっくりでしたよ。
「…コレって鼻の横のニオイ?なんでこんなに臭いの!?」衝撃でした。どうしてこんなにも匂うのか!
こんな経験をしたことのある方、あるいは今まさに自分の鼻のくささに衝撃を受けてこの記事にたどり着いた方。
これからあなたの鼻の横がめっちゃ臭い理由や原因から対処方法についてまとめましたので、ぜひ臭い鼻の対策にご活用ください。
目次
鼻の横のニオイが臭いってどんなニオイ?他の人はどんなニオイを発してるの?
鼻の横が臭い!
そう気づけばまだ良いほうかもしれません。なかにはあまりにも臭いに慣れ過ぎてしまって
「え?こういうニオイがするもんじゃないの?」
「ニオイなんて気にしたことないなぁ」
という人もいるかもしれません。
では、小鼻のニオイとはどういったものなのでしょうか?
- 脂くさい
- 便のようなニオイ
- 物が腐ったような、酸っぱい臭い
など、あたなと同じように不快な臭いを感じいます。
人によってニオイの感じ方は違うもの。
とはいえ、こんなニオイを出しながら日常生活を送っているなんて考えたくないですよね。では、どうして独特のニオイを発するのでしょうか?
小鼻の臭いニオイを発する理由や原因はなに!?

小鼻のニオイの原因には『皮脂の酸化』と『アポクリン腺』が大きく関係しています。
それでは、これから一つずつ詳しく解説していきます。
皮脂の酸化によって臭いニオイを発する理由や原因
小鼻が臭いなんて私だけ…!?と思っていたのですが、調べてみると意外と多くの人が同じ悩みを持っています。
これだけでもちょっとは救われた感じです。では、ニオイの原因は何なのでしょうか?
毛穴の中にある皮脂腺から分泌されるのが皮脂。もっと簡単に言えば顔の油です。
皮脂は皮膚に含まれている水分が蒸発して肌が乾燥することを防ぐとともに、空中にあるチリやほこりなどの外敵からも守り、皮膚の常在菌であるアクネ菌や表皮ブドウ球菌などのエサになることで弱酸性の状態を保ち、雑菌が繁殖しにくくするなどの働きがあります。
こうして挙げてみると、皮脂が肌にとって大切なものであることが分かります。
問題なのはこの皮脂が過剰分泌をしたときです。必要以上に皮脂が分泌されると余分な脂が毛穴に溜まります。
皮脂は空気や紫外線の影響によっても酸化するため、皮脂を放っておくとニオイの原因になります。
ちなみに、小鼻に角栓はありませんか?角栓は、毛穴の中で剥がれた角質と皮脂が混ざり合って酸化し、固くなったものです。
角栓の酸化がさらに進むと脂臭い酸化した臭いを発生させます。これがニオイのもとになるのです。
アポクリン腺からの分泌物
ワキガ=アポクリン腺となるぐらいワキガ界では有名な言葉。
汗を分泌する汗腺には『エクリン腺』と『アポクリン腺』の2種類があります。エクリン腺からの汗はほとんど水で構成されていてニオイがありません。
逆にアポクリン腺から分泌される汗には脂肪酸やたんぱく質、アンモニアなどの成分が混ざって含まれています。
この成分は常在菌である表皮ブドウ球菌などによって分解・代謝されるのですが、このときにニオイが発生してしまいます。
アポクリン腺は主に脇に存在しているのですが、実は小鼻にもあるんです。
しかも指などでこすると摩擦熱が起きてさらに強いニオイに変化してしまうという話も。
皮脂の酸化したニオイや常在菌から発せられるニオイが混じって、さらに強力なニオイを放っていることも考えられます。
どうすればこのニオイは消える!?臭い鼻のニオイ解決する対策方法をご紹介
ニオイの原因をご理解いただいたところで、これからこの臭いニオイを解決する方法をご紹介していきます。
鼻の横ニオイを消す一番の方法は何と言っても洗顔ですが、それ以外に当サイトでは3つの方法をご紹介しています。
- あなたは正しい洗顔は出来ている?
- 洗顔後の保湿は忘れていない?
- ささっと濡れたタオルで拭き取ろう
- 生活習慣を改善は鼻だけではなく体全体の臭いを抑える効果も
それでは一つずつ上記の臭いニオイを改善する方法をご紹介していきます。
あなたは正しい洗顔が出来てますか?

小鼻のニオイをなんとかしたいと思うなら、まず一番に正しい洗顔をすることをおすすめします。
最初はクレンジングで皮脂を落として、洗顔料を細かな泡になるまで泡立てたら、力を入れずに肌を包み込むように優しく洗ってあげましょう。
もし時間があるなら、洗顔の前に蒸しタオルで肌を温めてください。
こうすることで毛穴が開いて奥まで洗うことができますよ。お風呂で洗顔するなら一番最後に洗うのがおすすめです。
ただし、皮脂を落としたいからと力を入れて洗ってしまうと、皮脂腺を刺激することになり逆効果。
「さっき洗ったのにもう油が出てる…」なんてことになるので注意が必要です。
また、皮脂を落とすために1日に4回、5回と洗顔をするのもご法度。
最初にお話した通り、皮脂は肌にとってなくてはならない存在です。取り過ぎてしまうと乾燥や小じわなど肌トラブルの原因となります。
ほかにも皮脂を取り過ぎてしまうと皮膚が肌を保護しようとして皮脂の分泌をさらに促進させ、過剰分泌の原因にもなります。
洗顔は1日に2~3回に止めておきましょう。
洗顔後は保湿を忘れずに
洗顔も大切ですが、洗顔後の保湿も大切です。
せっかくきれいに皮脂を洗い流しても、保湿をしていなければ肌の水分の蒸発を防ぐために皮脂を大量に分泌してしまい、結果的に過剰分泌に繋がります。
これでは意味がありませんよね。
洗顔後に化粧水をつけて保湿をすることで肌に与えた水分がそのまま留まるので、皮脂が必要以上に分泌されることを防ぎます。
また、ハリのある柔らかい肌にもなるので一石二鳥ですね。
濡らしたタオルでふき取る
水やぬるま湯で濡らしたタオルで小鼻だけでなく顔全体を拭くだけでもニオイを軽くすることができます。
皮脂がふき取られるのでニオイの源を除去することになり、顔のべた付きも取れてサッパリしますよ。
なかには『いやいや、仕事の合間に化粧全消しみたいなことできないし』という女性はたくさんいますよね。
そんな人はミスト状化粧水を顔に吹きかけて、ティッシュなどを軽く押し当ててふき取ってください。
皮脂が浮き上がるのでニオイはもちろんのこと、その後の化粧直しも納得の仕上がりになりますよ。
生活習慣を見直してきれいな小鼻に!
上記の方法で臭いが取れないなら、皮脂の分泌が通常より多く出ていることが考えられます。
皮脂の過剰分泌を引き起こすような生活習慣を取っていないかを一度考えてみましょう。
皮脂の分泌を促進する習慣には次のようなことが挙げられます。
- 油っこい食事やお肉が主食。
- 野菜やキノコ類、海藻類などはあまり食べない
- ファストフードやコンビニの弁当、カップラーメンをよく食べる
- お菓子にジュースなどの甘いものもよく食べる
- ストレスを溜めがち
- 日ごろから運動はあまりしない
当てはまる項目はいくつありましたか?
これらの習慣はすべて皮脂の分泌を促すことばかりです。
油っこい食べ物や炭水化物、糖を多く含んだ甘い物ばかりを摂取していると大量の脂肪が体の中で作り出されてしまい、過剰な分は皮脂としても体外に排出されることになり、過剰分泌に繋がります。
また、ヒトの体はストレスを感じると男性ホルモンが活性化します。
男性ホルモンは皮脂の分泌を活性化させる効果をもっているため、必要以上の皮脂が分泌されることになります。
また、運動をせずにあまり汗をかかない生活を続けていると、体の代謝が落ちてしまい糖質や脂質など皮脂のもととなる成分が余ってしまい、皮脂の分泌を増やす要因にもなります。
いろいろ試しても臭いが取れないという人は、食生活や生活習慣を見直しましょう。
まとめ
鼻の横が臭い原因は皮脂の酸化が主な理由です。
角栓は剥がれた角質と皮脂が混ざったものですが、これが酸化することで独得のニオイが発生ます。
また、皮脂腺の一つであるアポクリン腺からの分泌物には脂肪酸やたんぱく質、アンモニアなどの成分が含まれていて、肌の常在菌が代謝・分解するときにも強いニオイを発します。
鼻の横のニオイはいろいろなニオイが混じって、さらに強い悪臭を放っていることもあります。
このニオイを解決するためには正しい洗顔のあとに化粧水・保湿をしっかりと行う必要があります。
洗顔が難しいときには、水やぬるま湯などで濡らしたタオルで小鼻や顔全体を拭きましょう。余分な皮脂を取ることができますよ。
その他にもミスト状化粧水を顔に吹きかけてティッシュで軽く抑えるように取るだけでも過剰に分泌された皮脂を取り除くことができます。
それでも臭いなら、生活習慣が影響して皮脂をたくさん出している可能性があります。食生活やストレス、運動の有無などを中心に考え、改善点を模索しましょう。